「白米を毎日7合食べろ!」 部活の”ドカ飯”強制は虐待です


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001 2019/08/21(水) 22:31:07 ID:0GhP/ZRZw2
https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/education/20259...
「食トレ」20年前から野球の指導者に広まる
「食トレ」は食事トレーニングの略。20年ほど前から、主に野球の指導者の間で広がった「食事もトレーニングの一環」という考えがもとになっている。

食トレをはじめ不適切な指導があったとして、教員らが処分を受けたのは兵庫県の市立尼崎高野球部。2度の甲子園出場経験を持つ強豪だ。毎日1人7合の白米を持参させ、食べ終えるまで帰さなかった。
吐いてしまう部員もいたが、市教育委員会によると、教員らは「子どもたちの体を強くしたかった」などと話したという。
人前の食事が苦痛…元球児が「会食恐怖症」
「高校生だった約10年前の食トレがきっかけで、人前で食べるのが苦痛になった」と話すのは、自ら設立した「日本会食恐怖症克服支援協会」(東京都)で代表理事を務める山口健太さんだ。会食恐怖症
は、精神疾患の一つ。人とご飯を食べようとすると、吐き気やめまいなどに襲われる。山口さんの場合、年3回あった野球部の合宿の際、朝2合、昼2合、夜3合と計7合の白米を毎日食べさせられたことで
発症。「食べられないと、みんなの前で監督に怒鳴られるんです」
当時は身長163センチ、体重は55キロ。所属していた岩手県内の高校の野球部では、60キロ以上ないと打撃練習に参加できなかった。合宿中は「食べきれないかも」と怖くなり、食事前に吐くこともあった
という。

2年で相談者2000人 原因に「完食指導」
この病気に詳しい、たかはしクリニック心療内科(京都市)の高橋進院長(68)によると、会食恐怖症は「全部食べなきゃ」といった極度の緊張が原因だ。緊張によって消化に影響する副交感神経が鈍ると、
のどの筋肉が動かしにくくなり、腸の働きも悪くなるという。「消化機能を酷使させ、人格まで否定する不適切な食トレは、虐待といわれても仕方ない」と断じる。
治療は抗うつ薬や抗不安薬の服用と、恐怖の対象に徐々に慣れさせる認知行動療法が一般的だ。山口さんも人と食事をする経験を重ね、数年かけて克服。食事の際、会話や料理の味、においなどに注意を向
けることが有効だった。
協会設立後の2年間で相談を寄せたのは約2000人。62.5%が学校や家庭などでの完食指導を発症のきっかけに挙げた。山口さんは経験を生かし、一人一人に「食べられる量でいい」「第三者に相談するのも手」
などとアドバイス。全国で開く講演会で完食指導をやめるよう訴えている。「食べられる量はそれぞれ違うのに、同じ量を食べさせるのは非科学的だ」

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