一般にパワーは「力」と「スピード」の要素で構成されています。
「スピード」とは反復によって向上していく要素なので、必ずしも重い重量を扱う必要はなく、
むしろ、より速いスピードを反復によって覚え込ませる作業です。
このスピードの要素は比較的早く効果を発揮してくれるので、どうしてもこちらを重視しがちになりますが、
スピードには0秒以下がありませんから頭打ちも早くきてしまいます。
一方で、「力」の要素は筋肉ですが、こちらはすぐに効果は現れにくいものの、年齢に関わらず進化をし続けてくれます。
どちらが大切かという事ではなく、双方の要素の掛け算があって初めて本当のパワーが身に付くのです。
筋肉はよく車のエンジンに例えられます。
ドライビングテクニックを磨く事は重要でありますが、ある程度のテクニックが身に付けば
排気量の大きな車の方が有利である事は間違いありません。
どれだけ技術を磨いても車のキャパを超えたスピードは出せませんから、
やはりどこかで排気量をあげていく必要が生まれるのです。
どういった筋肉に仕上げていくのかはその先の話ですから、まずはウエイトトレーニングで筋肉をつける、
筋量を増やすという作業からのスタートとなります。
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