24日深夜、カンテレで放送された『こやぶるSPORTS超』に、阪神タイガースのスペシャルアシスタント・藤川球児さんが出演。名門・
高知商業から1999年にドラフト1位で阪神に入団した際、先輩から受けた数々の“仕打ち”について告白。「絵に描いたような弱小チームで
した」と厳しい言葉で振り返りました。
藤川さんは阪神の入団発表会で「(10年後)優勝も3回くらいしてると思うんですけど、3回のうちの1回は(マウンドに)いたいと思い
ます」と高卒ルーキーながら物おじせず発言。同席した当時の野村監督から「野球のほかに何か才能を持ってそうだね」と評されると
「最高の言葉を頂きました」と返し、会場を沸かせました。
番組で、当時を振り返った藤川さんは「そういう監督とのやりとりをしていたので『コイツ生意気だな』ということで、先輩方からの
“潰し”がすごかったんです。選手もそうだし、コーチもそうだし、球団のスタッフの人もめちゃくちゃ厳しくて」と衝撃の告白。
これに対して、MCの小籔千豊さんがとても驚いた様子で「どないして潰されますの?」と尋ねると、藤川さんは「練習で『挨拶、
ちっさいなぁ』とボソっとしゃべられたり、投げ終わった後にマウンドをならしたのに『ならさんかい』とか言われたり。朝は『お茶の
準備、せんかい!』とかもあって、本当に絵に描いたような弱小チームでした」と答え、当時はとても古い体質の球団だったと打ち明けました。
しかし、その体質も星野仙一さんの監督就任をきっかけに変わり始めたということで「思い切って20何人クビに、こんな組織じゃ
ダメだということで切られて、その中にたまたま自分は入ってなかったんです。その後球団の方から『監督が球児のことものすごい
期待してる』と言われ、僕が抑えをしたり、先発をやったりとか、チャンスをいただけました」と話し、チームとしての転機が藤川
さん自身の転機にもなったと振り返っていました。
あまりの赤裸々なエピソードの数々に、小籔さんら出演者が驚きを隠せない中、藤川さんは「それだけのことはやっぱりありますよ、
この世界はね」と昔を懐かしむように語った後、一際大きな声で「最近はない!」と断言。
「今のタイガースは素晴らしい組織で、結果に表れてるじゃないですか。矢野監督もそうだし、金本前監督も若い選手を積極的に
起用していて、だんだん若い人材が出られるようになったと思います」と続け、セ・リーグで阪神が首位を走り続けている背景には、
選手たちの活躍もさることながら組織としての良さもあると分析していました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7ec23df2721385fd9d1f...
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