歌手のピンク、ビキニ着用を拒否したノルウェーのビーチハンドボール選手たちの罰金を肩代わり
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d8a4d0e62acca637197e... ビーチハンドボール界のあるルールが注目を集めている。発端は今月初めに行われたヨーロッパ選手権でノルウェーの女子ビーチハンドボールチームがビキニの着用を拒否したこと。
国際ハンドボール連盟(IHF)はユニフォーム規則で「女性選手はビキニのパンツを履かなくてはならない。
体にぴったりとフィットし脚の付け根に向かって切り込んだ形のもので、側面の幅は4インチ(約10センチ)まで」と決めている。
しかしノルウェーの選手たちは競技に必要ないルールだと反論、ショートパンツでスペインとの試合に臨んだ。
これをヨーロッパハンドボール連盟(EHF)は規則違反と判断、1人あたり150ユーロ(約13,000円)、合計1,500ユーロ(約19万円)の罰金を科した。
ノルウェーハンドボール連盟は選手たちの決断を支持。
連盟が罰金を負担することを表明し「彼女たちはついに声を上げ、もう十分だと表明した。
私たちは引き続き選手たちが快適だと感じられる服装で競技ができるよう、国際規則を変えるために戦っていく」と声明を発表した。
この事件をきっかけにIHFのルール、EHFの判断に批判が集中。
ちなみに男性選手のユニフォームはショートパンツにタンクトップ。
女性選手だけビキニパンツにお腹の見えるブラトップでなくてはならないのは性差別だと指摘、彼女たちの決断を支持する声が世界中から上がった。
シンガーのピンクもその1人。さらに彼女はこの罰金を肩代わりすることも表明した。
ピンクは「極めて性差別的なユニフォームのルールに抗議したノルウェーの女子ビーチハンドボールチームをとても誇りに思う。
EHFが性差別で罰金を科されるべき。
女性たち、よくやったわ、みんなの罰金を喜んで支払う。これからも戦い続けて」とツイート。
選手たちはインスタグラムのストーリーにピンクへの感謝のメッセージを投稿している。
世界からの批判の声を受けたEHFのマイケル・ヴィダラー会長は声明を発表。
「EHFは選手のユニフォーム規則を変えるために全力を尽くす。
ジェンダーに関わらず、すべての人に可能な限りベストな方法でハンドボールを広めるために多大な努力をしていく」とコメント、ユニフォーム規則の見直しを図ると表明した。
ノルウェー選手たちのアクションがハンドボール界、ひいてはスポーツ界にどのような変化を生み出すのか、注目したい
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