氷上で充実“大の字”…宇野昌磨が負傷感じさせぬ演技で日本男子初の世界選手権連覇
「今これ以上できない演技」
https://news.yahoo.co.jp/articles/75576ed4c49f6c784c0cb... ◇25日 フィギュアスケート世界選手権 男子フリー(さいたまスーパーアリーナ)
今季のグランプリ(GP)ファイナルと全日本選手権を制した2022年北京冬季五輪銅メダリストの宇野昌磨が
合計301・14点で日本勢男子では史上初となる大会2連覇を達成した。ショートプログラム(SP)1位から臨んだ
フリーは196・51点をマーク。演技後は氷上で大の字になって寝転び、充実感を漂わせた。
22日の公式練習で右足首を負傷していた宇野はこの日の演技を「今、これ以上できない演技だった」と振り返り、
「たくさんの方が僕を支えて下さって、何一つ欠けてもこの演技にはたどりつけなかった」と感謝した。
最終24番滑走で登場した宇野は今季のフリー曲「G線上のアリア」が奏でる荘厳なメロディーに乗って演技。
21日の公式練習で負傷した右足首の影響を感じさせない滑りを見せて、冒頭のジャンプとして跳んだ単独の
4回転ループを決めた。4回転サルコーの着氷は乱れたものの、続く4回転フリップを鮮やかに決めてカバーした。
得点が1・1倍となる後半も安定感抜群の演技を続けていき、単独の4回転トーループやトリプルアクセル―ダブルアクセルの
連続ジャンプをしっかり着氷。会場を埋めたファンの手拍子に後押しされて激しいステップを見せると、最後はチェンジフットスピンを
華麗に決めて、世界選手権の演技を締めくくった。
力を出し切ったのか演技を終えた宇野は氷上に倒れ込んだ。しかし、リンクサイドのステファン・ランビエルコーチと抱き合うと、
キス・アンド・クライで日本勢男子初の快挙を達成を確認して満面の笑みを浮かべて、会場の歓声に応えた。
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