ウクライナ出身の獅司４連勝　新十両へ前進

　唯一のウクライナ出身力士で西幕下２枚目の獅司（雷）が、４連勝で勝ち越しを決めた。勇磨（阿武松）に対して突っ張って出ると、一度は引いて押し込まれたが、再び前へ。最後は左上手を引いて寄り切った。
　関取昇進にグッと近づく４勝目。「うれしいです。緊張していました」と甲高い声を弾ませ「たぶん関取…なりたいです！」と笑顔で期待を込めた。

　ウクライナ南部のザポリジャ州メリトポリ市出身。祖国には両親と祖母が暮らし、弟は昨年来日して埼玉県内で働いている。両親とは電話でやりとりしている獅子。取組の映像も毎回送っており、３連勝後には「おめでとう」と祝福されたという。
　２０１７年の欧州相撲選手権に優勝し、１８年１１月に来日。２０年春場所で初土俵を踏んだ。「ちゃんこおいしい。日本の料理大好き。お寿司もＯＫ。エビとマグロ。刺身大好き」とすっかり日本食にも順応。体重は１５キロ増の１７５キロになり、心身両面で成長を続けている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/082064491c98890e64856...

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