リカルドが明かす、角田裕毅躍進のキーポイント「ユウキは僕のドライビングとセットアップに寄せたはず」
2024年の角田裕毅は、開幕から力強い走りを続けている。これについてチームメイトのダニエル・リカルドは、昨年のメキシコシティGPが鍵になったはずだと語った。
RBのダニエル・リカルドは、チームメイトの角田裕毅について「非常にうまくドライブしている」と称賛しつつも、昨年のメキシコシティGPで自身が見つけたセットアップ面の解決策が、今季の角田の活躍にも活きているのではないかと語った。
先日行なわれた中国GPで、2024年のF1は序盤5戦が終了。RBはここまで角田が2度の入賞を果たして7ポイントを獲得し、コンストラクターズランキング6番手につけている。一方でチームメイトのリカルドは、ここまで獲得ポイントゼロ。シーズン途中で更迭されるという噂も噴出するなど、厳しい状況に置かれている。
(中略)
リカルドは今季の角田をどう見ているのか? その強みは何だと考えているのか? そう尋ねると、リカルドは次のように語った。
「冗談を言うつもりだったけどやめる……だって、それが見出しになっちゃうからね」
そう前置きをして、リカルドは今季の角田について次のように続けた。
「彼はうまくドライブしている。シンプルなことだよ」
「別に何か違うことをしてるわけじゃない。そして、本当に良いラップをいくつかまとめることができているね」
ただその鍵となるのは、昨年のメキシコシティGPだったとリカルドは言う。
このレースでリカルドは予選4番手となり、決勝でも7位入賞を果たした。一方で角田はパワーユニット交換により後方からのスタートとなったものの、決勝では好ペースで追い上げ、着実に順位を上げた。そしてマクラーレンのオスカー・ピアストリを抜きに行ったところで接触し、コースオフ。入賞には届かなかったが、高いパフォーマンスを見せた。
「去年のメキシコで、セットアップの面で少し進歩を遂げたと思う」
そうリカルドは語る。
「あの非常に良かった週末の後、ユウキは間違いなく、僕のドライビングとセットアップに大いに興味を持ったと思う。そして当然のことながら、彼はそのやり方に近づけてきたんだ。今では実際に、非常に似たようなクルマを走らせている」
「去年僕が快適に感じていたのと同じように、彼も快適さを見つけたんだと思う。それでパッケージを最大限に活用することができたんだろうね。彼はそれにうまく適応していると思うし、うまくドライブしている」
「とてもよくやっているよ」
https://jp.motorsport.com/f1/news/f1-2024-ricciardo-talk...
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