今季で契約が切れるペレスの去就はF1界の注目の的だったが、
結局はレッドブルとの契約延長で決着。これにより、来季も
今季と同様の体制で進む事となった。この影響を受けそうな
角田について、オランダのF1専門メディア「GPブログ」は
「角田がレッドブル・レーシングのシート獲得において重要
視されていない理由」との見出しで記事を掲載した。
本文では、レッドブルのアドバイザーであり、ドライバーラインナップ
の決断に大きな発言権を持つとされてきたヘルムート・マルコ氏の現状
をクローズアップ。「彼は以前、角田は周囲の予想よりもうまくやって
いると示唆していた。しかし、クリスチャン・ホーナーとの権力争いで
マルコの影響力は弱まった。タイ人オーナーの支援を受けたホーナーが
現在は決定権を持っている」と権力の“弱体化”を指摘している。
ペレスの契約延長もホーナー氏の意向が強かったもよう。「ホーナーは
公の場でペレスを擁護してきた。彼はペレスの加入を熱望していた人物
でもあり、ダニエル・リカルドの復帰も強く支持している」と、将来的
には角田よりも同僚のリカルドの復帰に期待しているようだ。
記事では「結局、角田はホンダによりレッドブルの一員でいられるのだ。
そのホンダは2021年末、F1から撤退したが(2025年末までHRCが供給)
2026年からアストンマーチンと提携する」と角田を取り巻く環境に言及。
角田としては改めて厳しい現実を突きつけられた形だ。
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