パリ五輪「球技」ニッポン、９２年ぶり全団体競技が自力出場

　パリ五輪開幕まで２６日で３か月となった。団体球技の出場権争いで日本は全７競技が男女いずれかで五輪切符を獲得。日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）によると開催国枠がない海外の五輪では、男子の水球とホッケーの二つが出場した１９３２年ロサンゼルス大会以来９２年ぶり。本番での活躍にも期待が膨らむ。

　パリ大会の日本選手団長でＪＯＣ選手強化本部長を務める 尾県貢おがたみつぎ ・専務理事は２３日、「ボールゲームの快挙が目立つ。盛り上がりがチームジャパン全体の活気になり、勢いがついてくると思う」と語った。２月、サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が北朝鮮を破って予選を突破し、すべての団体球技で五輪出場が決まった。

　快進撃の筆頭はバスケットボール男子だ。昨夏のワールドカップ（Ｗ杯）でフィンランドなど格上の相手を破り、アジア最上位で出場権を獲得。自力では１９７６年モントリオール大会以来、４８年ぶりの躍進となった。昨年１０月には、ハンドボール男子が１９８８年ソウル大会以来３６年ぶり、バレーボール男子も１６年ぶりに、それぞれ自力で五輪への道を切り開いた。

　バスケは国内リーグの充実と海外組の融合が飛躍の要因となった。

　さらにハンドボールを含む三つの代表に共通するのは、指導力に定評のある外国人監督の存在だ。

　一方、女子はホッケーが６大会連続、バスケットボールも３大会連続出場。このほか男子の水球も３大会連続、ラグビー７人制は男女そろって３大会連続出場となった。
https://www.yomiuri.co.jp/olympic/2024/20240426-OYT1T500...

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