プロボクシングで1980年代後半に圧倒的な強さを誇った元WBA、WBC、IBF世界ヘビー級統一王者のマイク・タイソン(59)と、
プロ50戦全勝で元世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー(48)=ともに米国=が、
2026年春にエキシビションマッチで対戦すると4日(日本時間5日)、プロモーターのCSIスポーツが発表した。
両選手はCSIスポーツを通じて声明を出し、
タイソンは「フロイド・メイウェザーとの試合の話を持ちかけられたとき、正直『そんなことあるわけがない』と思った。
でも、フロイドは承諾した。この試合は世界中の誰も、そして自分自身もまさか実現するとは思っていなかったものだ。
しかし、ボクシングは今や予測不能な時代に突入していて、この試合こそ、その象徴と言えるだろう。
フロイドが本当にこの試合をやりたいなんて、いまだに信じられない。
彼の健康には悪影響が出るだろうが、彼はやりたいと望んでいるので契約を交わし、実現するのだ!」と説明した。
メイウェザーは「30年間この仕事をやってきたが、俺の伝説を汚せる選手は一人もいなかった。
俺が何かをやるとしたら、それは必ず大きなものになり、伝説となるだろう。俺はボクシング界の最高峰だ。こ
のエキシビションマッチはファンが望むものを提供するだろう」とコメントした。
タイソンは昨年11月にユーチューバー兼プロボクサーのジェーク・ポール(28)=米国=に0-3の8回判定負け。
約19年5カ月ぶりの公式戦を白星で飾ることはできなかった。
7万2300人を動員し、ファイトマネーは2人合わせて6000万ドル(当時約92億5000万円)以上という豪華な一戦だったが、
見せ場の少ない試合で完敗を喫し、大観衆からはブーイングが飛んだ。
対するメイウェザーは2017年にプロボクサーを引退しているが、その後もエキシビションマッチには継続的に出場しており、
昨年8月には総合格闘家からプロボクサーに転向したジョン・ゴッティ3世(32)=米国=と引き分けた。
タイソンはヘビー級でポール戦が103.6キロ。メイウェザーは17年の現役最終戦をスーパーウエルター級(リミット69.8キロ)で闘っており、
引退後のエキシビションマッチは約70キロでリングに上がっている。年齢差はあるが30キロ以上の体重差がポイントになる。
プロ戦績はタイソンが59戦50勝(44KO)7敗2無効試合、メイウェザーが50戦50勝(27KO)。
https://www.sanspo.com/article/20250905-BMUZDOCUOBMRF...
返信する